集合写真の撮り方のコツ

一眼レフカメラで集合写真を上手く撮ることが出来ていますか?
大切な日の記念写真が撮りたい…、家族や親せきが揃った時の素敵な家族写真を残したいなど、デジタル一眼レフとは言え、ボカしてはならない時もありますよね。

 

 

家族写真などもそうですが、複数の人物を被写体にして集合写真の撮り方のコツはまず、絞り値(F値)を大きくすることです。
この絞りは、人間の目に例えられることが多いのですが、絞った状態は目を細めた有り様で、絞りを開いた状態というのは目を見開いた有り様になります。

 

 

人間も目を細めると視界がはっきりとしますが、逆に目を見開くと視界がぼやけてしまいますよね。

 

 

つまり、絞りを絞ると背景がくっきりとし、絞りを開くと背景がぼけるということです。
そして、この絞り値(F値)を小さくするということは、絞りを開くということなので、F値を小さくすれば背景はボケます。

 

 

これとは逆にF値を大きくすれば、背景はくつきりします。
また、ピントの合う範囲のことを被写界深度といい、ピントの合う範囲が狭いことを被写界深度が浅い、広いことを深いと言います。

 

 

F値を小さくした時は、主役だけにピントが合い、後はボケるということですので、ピントを合う範囲は狭く被写界深度は浅いということになります。
したがって、絞り値(F値)を11前後に大きく設定して、被写界深度を深くし、ボケにくいようにします。

 

 

こうすることでピントの合う範囲は奥まで広がるようになるので、手前と奥の人物の両方にピントが合います。
そして、集合写真で人物が2列以上に並んだとしても、後ろの人の顔がボケにくくなるんですね。
これで奥の人がボケていたなんていう失敗は防げるでしょう。

 

 

また、こうした集合写真を一眼レフカメラで撮影する時には、基本的には最前列にピントを合わせて撮ると良いです。
この集合写真の撮り方のコツは、人物と風景を一緒に撮りたい時などにも活用できるので、覚えておきましょう。

 

 

更に、集合写真では人数が多くなってくると、よそ見をしたり、目をつむっていたりとする人が増えてくるものです。
これではせっかくの家族などの記念写真がもったいないですよね。
その為、集合写真では連続設定にして、複数の中から最も良い物を選べるようにしておくのが最善です。

 

 

また、小さい子供がいる場合は大人の顔の高さに近くなるように抱っこしてもらって、全員がぎゅっと中心に寄るようにしたほうが、仲良しの雰囲気が出ますよ。

 

 

なお、家族写真などの集合写真を撮る場合は、三脚とタイマー、もしくはリモートコントローラーがあれば離れていてもシャッターーボタンが押せるので、撮影のタイミングが合わせやすくて便利でしょう。

 

【カメラ3弾セット】3ステップで上手くなる!一眼レフ上達講座の詳細を見てみる