一眼レフでの花火の撮り方

一眼レフでの花火を上手く撮ることが出来ますか?
日本の夏の風物詩ともいえる打ち上げ花火は、やはりアップで画面いっぱいに撮影したいものですね。

 

 

ですが、いざ一眼レフカメラで撮影した出来上がりの花火の写真を見てみると、ラーメンの縮れ麺のように写ってしまったということも少なくないでしょう。

 

 

そして、まずは花火の種類やどこで開くのかを観察しないことには、大輪の花開く鮮やかな花火を画面いっぱいにとらえることは出来ません。
したがって、花火をアップで撮りたければ、良く観察をしてどの位置で開くのかを予想しなければ上手くフレミングが出来ません。

 

 

例えば、レンズを向けた方向と花火が開く場所が一致しないと、中途半端なフレミングになってしまいます。

 

 

また、花火は夜空にパッと開くので、明るさが常に変わることから、一眼レフの絞り優先などのオートの自動露出では、上手く撮影することは出来ません。
その為、自分でマニュアル撮影モードに設定する必要があります。

 

 

絞りはF8やF11程度に絞って、シャッター速度は2から4秒ほどにし、ISO感度は100に設定すれば良いと思います。
加えて、花火を撮るテクニックとして、ピントは花火が開いている時にオートフォーカスで合わせておいて、マニュアルフォーカスに切り替てピントがずれないようにしておくと良いですね。

 

 

もちろん、手ぶれなどを防ぐために、三脚を使って撮影します。
また、レンズは高倍率ズームがあれば便利でしょう。

 

 

いずれにしても、一眼レフの花火の撮り方のコツは、打ち上がる花火の場所を観察してフレミングをし、タイミングを合わせて撮影することと、マニュアルモードにして露出を固定して、感度を低めに設定することです。
更に液晶モニターで明るさを確認して、絞を変えて露出補正することです。

 

 

なお、打ち上がった花火が明るすぎたり、最後の方に行われる乱れ打ちなどで露光中に花火の数が多くなってしまうと、肉眼で見てもさすがに眩しく露出オーバーになることもあるので、良く観察して撮りましょう。

 

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