花の撮影の背景の決め方

花の撮影では背景が重要なポイントになります。
何故なら、一眼レフカメラでせっかく花を撮っても、背景がごちゃごちゃしていたら、被写体の美しさや存在感を際立たせることが出来なくなってしまうからです。

 

 

特に花の色と背景の色とのバランスはとても大切になるので、背景を整理して決める必要があります。
その為、カメラコーディネートの技術や感覚が求められるでしょう。

 

 

背景を整理すには、花をどちら側から撮ればいいのか、アングルを考えなければいけません。
自然に咲いている花なら、周囲の環境を自由に変えることは出来ないので、方向やアングルで背景をかえるしか方法はなく、その際には光の方向や角度を見極めることが大事です。

 

 

同じ種類の花が密生している方向を背景にするのか、大きく切り取れる方向にするかといった切りかえによって、被写体の浮き上がり具合は全く違ってきます。
そこで最近のガーデニングの流行ということもあり、私もやっているお勧めなのが、写真で撮りたい花を自分で栽培することです。
既に行っている人なら、これを利用しない手はありません。

 

 

鉢植えの花であれば、好きな背景を選ぶことも出来ますし、布や色紙などを使って自分で背景を作って自由に決めることもが出来ます。
また、光の方向をかえるのもたやすくなるでしょう。

 

 

花畑などで撮りたいうようなら別ですが、接写で大きく花を切り取るのであれば、自然の中の撮影よりも便利な条件が得ることが出来ます。
例えば、同じ種類の花を数日ずらして育てていけば、短期間のうちに同じ表情を何度も撮るチャンスが生まれます。

 

 

何より自分が撮りたいと思う花を育てることで、写真におさめたという欲求も高まり、撮影に対する意気込みも強くなってくる筈です。
いずれにしても、花の接写にあたっては、チューリップやユリといったタイトルの写真を撮っているのではなく、透過光や輪郭を強調する「光」の使い方などの効果を利用して、自分なりのイメージで創造物を作っているのだという意識で撮影に臨むことです。

 

 

そうすることで、「同じ花を撮っても違う」と見る人をうならせるような写真が撮れることでしょう。

 

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