展望台からの眺めを雄大に撮る
一眼レフで、展望台から眺めの雄大さを表現したいと思っている方も多いと思います。
特に眺望のいい自然の良い景色が見れる景勝地などの展望台では、その場の感動をうまく写真におさめたいものですね。
そんな自然の風景を雄大に撮る際のポイントは、コントラストと彩度を高く設定して、くっきりした色彩にすることと、切り取り方にあるのかなと。
それにはまず、順光を使ってカラーモードを風景にします。そうすることで発色のいい青空や緑が写せますからね。
よくある失敗としては、せっかく晴れていても逆光で撮ると空が白く写ってしまって、風景の力強さが表現できません。
更に、風景を写す時間帯も大事になります。水平線近くの青空を撮りたいなら、トップ光になるお昼がベストでしょうね。
また、レンズ選びも大切になります。展望台から風景は眺望も素晴らしく、広角レンズを使えば開放感もでますが、ただ、遠近感の影響で手前の要素ばかりが大きく写ってしまいます。
例えば、手前に樹木が茂っていて、広い画角で写すと、樹木が中途半端に入ってしまい、奥の綺麗な風景も遠近感が強調されてより遠くに感じてしまい、爽快感が上手く伝わらないように思います。
で、そうした時には、レンズをむやみに広角側にしないで、綺麗な部分だけを標準域でバランスよく切り取るといいかなと思います。
この時には、水平線でバランスを取るようにすると安定感も増してきますよ。
また、地形的な問題で、どうしても手前に樹木などが入る場合は、これをぼかして前ボケにするのも一つの方法かな。
いずれにしても、シャッターを切るだけでは単なる記録写真に終わってしまいます。
もし感動した通りに写せていないなら、目の前のシーンの何に感動してシャッターを切ろうと思ったのか、探ってみるといいですよ。
それには、最終的な仕上がりをイメージして、それが具体的なほど構図も決まりやすくなりますし、カメラの設定も決めやすくなるでしょう。
ただ、写真は一枚で完成させようとしても難しいので、納得いくまで粘ってみることも必要かな。
撮って確認することを繰り返すことが、写真の上達の一番の近道なのかなと思います。('ω')ノ