ライブビューの利点と欠点

今やすっかり主流になっているデジタル一眼レフ。

 

ライブビューとは、背面モニターを見ながら撮影できる機能のこと。

ライブビューの利点と欠点

 

ファインダーをのぞかずに、コンデジと同じようなスタイルで撮影することができます。
これはデジタルカメラならではの特徴の一つです。

 

 

ライブビューの利点は、ハイアングルやローアングルでも簡単に撮影できるので、正確なフレミングが決められたり、これまでとは違う普段とらないような新しい視点で写真を撮って楽しむことができます。

 

また、ライブビューの画面はカメラの設定が反映されたものが表示されるので、あらかじめ出来上がりの絵を撮影前にチエックできます。

 

さらに、ピント合わせが正確に行えるなど、有利な点も多くあります。

 

 

ですが、ライブビューはいくつか欠点もあります。
まず、ずっと背面モニターをつけるようになるのでバッテリーの消耗が早くなります。

 

また、明るい屋外では画面がみずらいということもあるでしょう。

 

その他にも、手だけでカメラを支えるので不安定になりやすく、手ブレしやすかったり、AFが遅いことがあり、もたつく場合もあります。

 

 

ただ、最近はハイブリッドAFの採用により、もたつきがかなり改善されてきています。

 

あと、周囲に左右されて集中しにくいということがあるかもしれません。

 

ライブビューは周りの景色などの様子も目に入ってしまいやすいため、背面モニターに集中しているつもりでも余計なものが目に入ってしまいがちです。

 

 

ライブビューで撮影するときは、できるだけ画面に集中することが大切です。

 

 

ちなみに、シーン別でライブビューとファインダー撮影ではどちらが撮りやすいか?(便利か?)ご紹介しておきます。

 

●風景
三脚を使った風景撮影なら、被写体は動かないので、緻密なピント合わせが出来るライブビューが便利。

 

●花のクローズアップ
マクロレンズでのAF撮影だと思った位置にピントが合わないこともあります。
三脚を使ってのライブビューで部分拡大して、MFでピントを合わせたほうが良いでしょう。

 

●ポートレート
赤ちゃんのような動きがあまりないポートレートは、有利、不利はありませんが、ただ、真上からのローアングルはライブビューが便利です。

 

一方、走っているなど動きのある場合は、光学ファインダー撮影が有利。

 

ピント位置が素早く変わる動きのあるものは、ライブビューは適しません。
また、手ブレも心配なのでファインダー撮影がおすすめ。

 

●夜景
暗い夜景はファインダーでのAFではピントが合いにくい場合もあります。
その為、ライブビューでピントを合わせがおすすめです。特に暗い星などの被写体ときはライブビューが便利です。

 

●止まっている物
静止している物のスナップ撮影は、どちらでも構いません
ただ、素早く撮りたいなら、手ブレもしにくいファインダーがスナップという点では分があるでしょう。

 

このようなデメリットやを理解したうえでシーン別にライブビューを使うようにすると良いかと思います。

 

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